プロジェクト推進本部長 岡山県立大学学長 沖 陽子

夢とロマンを持って育てよう「吉備の杜」
~雑草型人材育成を目指して~

プロジェクト推進本部長 岡山県立大学学長 沖 陽子

2021年4月より「吉備の杜」創造戦略プロジェクト(COC+R)が始動します。学部1~3年次生にCOC+の成果を「岡山創生学課程」として改変し、新たに3~4年次生に「吉備の杜クリエイター課程」、大学院生に「吉備の杜プロデューサー課程」を設け、3つの課程を合わせた副専攻「吉備の杜」として地方創生人材教育プログラムを充実させます。
目指す人材は持続可能な地域の未来を展望し、ヒューマンスキルと即戦力を身に付けた雑草型リーダー。雑草型人材とは雑草魂のみならず雑草のごとく、変化する環境への柔軟さと適応力を持ち合わせた人材です。そして高い専門性と幅広い人間力を備えた「T字型人材(横棒が幅広い人間力、縦棒が専門性の深さ)」の輩出が期待され、その結果、若者の地元定着と地域の活性化が図られます。
本プロジェクトの特長は、岡山県の産業特性と本学の学部・大学院構成にマッチした「サテライトプログラム」を用意し、大学、地域、企業が合体して課題解決型の演習を中心に進めていくこと。加えて、異分野の学外非常勤講師を迎えてリベラルアーツ教育を行う「研究科共通基盤科目」を導入していることです。
「吉備の杜」創造戦略プロジェクトメンバーシップ(事業協働機関)のみならず、本プロジェクトに賛同する大学・企業・団体にも参入して頂き、ご一緒に吉備の杜を豊かな杜に育てましょう。
“集えし! ピンチをチャンスとして受け止められる「発想の転換」が出来る若者よ。そして自ら考え行動することにわくわくする「主体性と行動力」を持つ若者よ”

プロジェクトを通じた成長

プロジェクトを通じた成長

「吉備の杜」創造戦略プロジェクトとは

企業×地域×大学の合体教育による
雑草型人材育成

「県内産業発展に寄与できる人材」を出口(就職先企業)と一体になって育成するプログラムを構築します。
予測不可能で急速な変化が生じる未来社会において、多種多様な環境圧をバネにする未来型思考と地域力を有した『雑草型リーダー』を育成することにより「高い専門性と幅広い人間力に立脚した地方創生を担うたくましい人材」を輩出します。

合体教育プロジェクト

副専攻「吉備の杜」

地域「おかやま」のフィールドにおいて、
主体的に深める学び

副専攻「吉備の杜」とは、主専攻の専門教育以外の分野の知識や考え方を学ぶことで、専門教育を補完するだけでなく、大学での修学意識がより高められる制度です。ここでは、学部・学科、そして学内外の枠を超えた、地域・企業と協働した学びの中で、社会や環境の様々な変化に対応できる力を身に付けます。
本学では、学部低年次生を対象とした「岡山創生学課程」を既に開設しており、令和3年度から新たに学部高年次生を対象とした「吉備の杜クリエイター課程」と大学院生および社会人を対象とした「吉備の杜プロデューサー課程」がスタートします。
各課程において所定の単位を修得すると、それぞれ「地域創生推進士」「地域創生クリエイター」「創造戦略プロデューサー」の称号が授与されます。

副専攻「吉備の杜」

学びの特徴

岡山県の産業特性を踏まえた3つのサテライトプログラムを開設し、地元の企業とともに実践的かつオーダーメイドの学びを実現します。また、大学院クロスセクションでは大学院横断型共通基盤科目として、多種多様な世界を学びます。

食と栄養と健康を
温め羅ねる杜

岡山の食資源を活用し、食を通して広く健康社会の発展に貢献できる研究者や高度専門職業人の育成を目指します。

地域のICT技術を
温め羅ねる杜

岡山のものづくり産業と協働して、持続可能な地域の産業拡大に、安全・安心な知能化をもって寄与できる技術者の育成を目指します。

森と建築と匠を
温め羅ねる杜

日本でも有数の木材産地・岡山の風土を活かして、心地良い住環境を生み出す能力を持つ設計者の育成を目指します。

大学院
クロスセクション

専門の枠にとらわれることなく、本質を見極め、自ら考え、自ら行動できる、地域で必要とされるヒューマンスキルの獲得を目指します。

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